赤ちゃんの10人に1人は持っていると言われる「食物アレルギー」

赤ちゃんの食物アレルギーって?

症状

食物アレルギーの症状は下記のように様々です。

食物アレルギーーの症状

  • 肌:カサカサになったり湿疹がでる。痒みあり
  • 目:目が赤い、かゆい、腫れる
  • 呼吸器系:ゼイゼイとした呼吸、咳、鼻水鼻詰まり、くしゃみ
  • 消化器系:腹痛、嘔吐、下痢、血便
  • アナフィラキシーショック

吐いたり下痢をしたりなど、いつもと違う様子だと「なにかおかしい!」とすぐにわかるのですが、赤いぶつぶつがでるだけだと単なる乳児湿疹なのか食物アレルギーなのかわかりません。

乳児湿疹かもしれないから様子見・・・といった素人判断は危険ですのでまずはかかりつけの医師に相談しましょう。

原因

アレルギーの中でも食べ物が原因となるのが「食物アレルギー」です。

食べたものの中に反応してしまうアレルゲンが含まれていた、というのが一般的ですよね。

後述しますが、皮膚からアレルゲンが進入することによってアレルギー反応を起こすケースもあるというのが最近の研究でわかってきています。

アレルギー検査について

食物アレルギーについて何がアレルゲンなのか特定するためには検査がもっとも確実です。

検査方法としては血液検査やパッチテストと呼ばれる皮膚検査などがあります。

検査自体は4ヶ月頃から可能らしいのですが、その頃の赤ちゃんってじっとしていないことが多いので採血がかなり難しく正常に検査が行なえない場合があります。

「心配だから確実にわかる検査をしてほしい」という気持ちは分かりますが、検査って赤ちゃんにもかなり負担がかかります。

まずはかかりつけの医師と相談して疑われる食品の特定などから少しづつ進めていくのがいいでしょう。

対処方法

経過観察や検査などから食物アレルギーと判断された場合はその特定のアレルゲンを避けるというのが一般的な対処になります。

毎日メニューを考えて作るのが大変とは思いますが、特定アレルゲンが入っていない離乳食も売っていますので上手に活用しましょう。たまには、ラクしたっていいじゃないですか☆

万が一アレルゲンに反応するものを口にしてしまった場合の対処法は症状によって違うので医師の指導に従いましょう。

湿疹が出る程度ならまだ大丈夫なのですが、アナフィラキシーショックといった命に関わるような症状の場合は迅速な対応が鍵ですので、原因物質の除去方法や抗ヒスタミン剤などの薬準備などしっかり聞いておきましょう。

保湿によって食物アレルギーのリスクが減る!?

アレルゲンが含まれる食品を口にしたらアレルギー反応が出るということは、すごくわかりやすいですよね。

でも皮膚からアレルゲンが侵入するって、あまり聞きませんよね?

最近の研究でわかってきたことなんです。

健康な皮膚は肌バリアという機能が正常に働いているため問題ないのですが、乳児期の赤ちゃんはご存知の通り乳児湿疹にかかりやすく肌トラブルの多い時期です。

こういった「弱った皮膚」というのは肌バリアも弱くアレルゲンが侵入してしまうんですね。その状態が長く続くと、アレルゲンを口にしていないのに食物アレルギーになってしまう可能性があるということなんです。

茶のしずく石鹸を使ったことによる小麦アレルギーが出た事件。これは皮膚からのアレルゲンの侵入が原因のひとつとも言われています。

ではどうすればいいのか。

答えは「保湿」です。

肌バリアは水分が皮膚に無いと機能しません。

保湿を適切に行うことによって肌バリアを正常化し、余計な物質の侵入を防ぐことができるのです。

新生児期から保湿を続けることによって食物アレルギーにかかるリスクを3割減らすことができるとのこと!
(参考:国立成育医療研究センター研究所)

食物アレルギーを防ぐために牛乳や卵を食べさせないというのもアリですが、それだけじゃ防げません。

保湿をすることによって食物アレルギーだけでなく赤ちゃんの肌トラブルを防ぐことができるなら、やってあげるに越したことはないですよね!